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何を選ぶかで結果が大きく変わる!<子供にあった教育方法>

集団塾のメリットとデメリット

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塾のメリットとデメリットが理解でき、塾が子供にとってどのような価値を知ることができます。

集団塾という第2の学校は心身共に子供を大きく成長させる

今回は一般的に言われている集団塾のメリットとデメリットを紹介し、そこからさらに一歩踏み込み、親御さんの子供が、

・集団塾とフィットするのか?
・集団塾をどのように活かせるのか?
・集団塾を使うべきか?

が、他のWebサイトや書籍よりも分かるように、内容をお伝えしていこうと思います。
メリットとデメリットを知るだけでなく、集団塾を利用する際のポイントを知っておけば、費用対効果も高く、塾での生活がとても充実したものになります。

集団塾は、学校の勉強とほぼ同じで大人数のクラスメイトと授業を受けるシステムです。それは言い換えれば、子供がもう一つの学校を持つのと同じことです。この第2の学校が子供にフィットすれば、子供は心身ともに成長します。

よく言われがちな集団塾のメリットとデメリット

メリット デメリット
・費用が安い
・家からの送り迎え、通塾が必要である
・学校と同じ方式で、事前に予習ができるため、学校の新単元をスムーズに理解できる
・学校と同じ方式で、学び終わったことが復習できる
・周りから見られている緊張感・競争心を得られる
・学校とは違う友人を作ることができる
・塾というコミュニティが生きる源になる
・多くの生徒に関するデータや経験がある
・完全個別とは違い、授業の合間に自分で考えて、いろんなことにチャレンジする余白がある
・講師の指導能力が比較的高い
マンツーマンではないため、指導のミスマッチが起こりやすい
・自分のペースに合わせられない
・部活や習い事との両立が難しい
・やる気を完全に無くしても、適当にやり過ごすことができる
・他の生徒の授業態度が塾の指導の質に影響を及ぼすことがある
・考えて行動できない場合は、授業の間に無駄な時間が多く生じてしまう
・一人に完全に向き合う形式ではないため、分からないことを分かるまでとことん教えるということができない
・講師の選び直しができない

さて、学力アップという視点で見れば、「その子だけを見届ける」という家庭教師や個別塾は体制は指導の充実が容易く想像できますよね。つまり、指導が安定的なのです。

逆に集団塾は「その子自身が見届ける」必要があります。だから、集団塾は個別より不安定なのです。

しかし、その不安定さは言ってしまえば、自由が効くとも言えます。自分が早めに問題が解き終わっても、制限時間内に他の生徒が終わってなければ、先には進みません。そんな時に、空いた時間をどのように使うのか、自由を与えられ、自分で考えて行動する癖が身に付きます。

塾のデメリットはすべて自発性のなさに由来する

集団だと怠けてしまうというケースは、そもそも自発的に学ぼうという姿勢が欠けています。ペースが合わなければ、ペースに合うように何とかしようとしますし、適当にやり過ごすこともないでしょう。塾の先生は授業中に一人だけに分からないことを分かるまでとことん教えてはくれないかもしれませんが、それは言い換えれば、授業中に自分で自由に考えて、分かるように成長できるということです。

自発性がなくても、自発性を担保してくれるのが個別指導です。個別であれば、やらざるを得ない状況ですし、やりたくなる状況にとことんマンツーマンで向き合ってくれるからです。自発性のある子供は塾が居心地よく成績を伸ばす場所になるでしょうし、自発性を育てれば、塾のデメリットはすべてメリットになります。

集団塾は世界を買う。世界を買って、子供のコミュニティが増えることが最大のメリット

集団塾で得られるもの、それは集団塾というコミュニティです。新たな先生、新たなクラスメイト、新たな規則、新たな競争…

集団塾という世界を買うことで、子供の生活の「面」が増え、より多様な場面で生き抜く力を身に付けることができます。

勉強だけを考えればいい家庭教師や個別指導塾とは違い、勉強以外のことも考え、さらに授業中も自分のペースにそぐわない時の対処を強いられます。自分で考えたり、先生に質問したり、資料を調べることで解決したり、臨機応変な行動が求められます。休み時間には他の塾生と喋ったり、仲良くなった塾生と会うのが目的になることもあるでしょう。

学校がしんどい時に塾が心の支えになることもあります。また、その逆もあるかもしれません。ただし、塾は学校よりもサクッと辞めることもできます。冒険として塾にチャレンジするのは、子供が「生きる総合力」を作る機会としてすごくオススメです。

学校の授業と同じ形式の集団塾は、予習と復習で学校での授業が楽しくなる

教室があって、机があって、生徒がたくさんいて、先生が黒板で授業を教える。基本的には塾も学校も同じような形式ですよね。

塾の方が進みが早ければ、学校では塾で習ったことを復習する場所になります。学校で新しく習うことを一発で理解することが苦手な生徒は、塾と学校で授業を2回聞くことができるので、取りこぼしがなくなります。さらに学校のテスト前には、学校で習った事を復習するため、3回も同じ単元について学ぶ機会を持つことができます。

事前に知っているからこそ、学校の授業に興味が湧くという生徒もいます。塾で事前に予習をしていることで、学校の先生の話がすごく理解できるようになり、学校が楽しくなるという生徒もいます。

家庭教師で塾や学校と同じような授業をしていたら、かなりの割高になってしまいます。単元全体を学校と同じ形式で拾うことができる魅力が塾にはあります。

集団塾で成績、学習力をアップさせる5つのコツ

1、ノートを取ることより先生の話を聞くことに力を注ぐ

塾の先生は単元を分かりやすく説明し、子供が頭に入ったところで演習へ移行し、その演習の解説でさらに子供の頭に内容を刷り込ませ、基礎から応用へ発展させ、子供の学力を育てます。

塾の先生のスキルは、授業という流れの中で子供を成長させる技術で、その根本は先生の話になります。ノートを取ることで、先生の話への集中力が分散するのであれば、ノートは取らなくても良いです。

大事なことは塾のテキストに詰まっています。むしろ、先生の話を楽しく聞けるようなアドバイスを子供にしてあげましょう。

2、塾の宿題を無理なくできる生活リズムを作る

塾で宿題があるのであれば、その宿題が次の授業の一部になります。無理なく楽しくやれるように、子供の生活リズムに気を配っていきましょう。宿題をやったかどうかの確認は親がする必要はありません。塾の宿題を子供が自発的にやれるように、子供の生活を遠くから見守りながら、良い生活リズムになるようにサポートして下さい。

3、塾で習った事を会話する

塾でどんなことを習ったのか子供に聞いてみましょう。授業内容や解いた問題の詳細を聞く必要はありません。親が子供に塾で習った内容を聞くことで、子供はその内容を振り返り、親にプチ授業するような思考が働きます。内容ではなく、考える機会が大事なのです。

4、塾での態度や小テストの結果を子供から直接聞かない

塾の先生から子供の塾での態度を聞いて、子供からは塾の様子などを聞くのは止めましょう。なぜなら、塾は子供が冒険する子供のためのコミュニティだからです。

また、小テストの結果などにいちいち口を出していると、親に塾を行かされている感じになります。大きな模試などの結果だけを受け取るようにしましょう。

5、塾と学校の紐づけを心掛ける

塾と学校、学びの場が二つあるのであれば、それに加えて新しい教材を買ったり、別の学びを取り入れると、かえって、ごちゃごちゃしてしまいます。

塾に加えて、習い事に行っているのであれば、それだけでも子供はエネルギーを使っています。塾で学び、それをまた学校で学び、塾で復習し、学校で結果を出す。塾と学校の両方が充実するように、心掛けて下さい。

受験生の場合は、塾をコンサルティングとして利用する方法もある

集団塾のメリットは、多くの生徒のデータと、多くの生徒を見てきている経験です。そこで、短期間の間、塾へ通い、塾の模試を受け、先生に受験に対して相談し、適切なアドバイスを貰うと、より合格への近道を知ることができます。

家庭教師や個別指導塾を普段は使っている場合は、その先生たちの指導ミスのリスクを防ぐことにも繋がります。

そして、親御さんには、データと実績のある集団塾の先生から得たアドバイスを家庭教師や個別指導塾の先生のプライドを傷つけないように子供の指導の質をよりアップさせるディレクション能力が問われます。

子供に集団塾が合うかどうかは行って楽しいか、楽しくないかで判断する

集団塾がフィットする子供、集団塾がフィットしない子供も、一つのコミュニティに飛び込むということに意味があります。

子供の1日は学校ですよね。ほとんどが授業です。学校が微妙だと感じている場合、塾で学んだり、遊んだりしていることが、学校生活がより楽しくなることを後押ししてくれます。

また、塾がコミュニケーションのトレーニングとなる場合もあります。塾に入ることで、リセットされた人間関係から、自分自身をさらけ出す子供もいます。塾でできた友達と育まれた自己肯定感で学校生活も明るく過ごせるようになります。

塾が楽しく、勉強に関心があるかどうかは、塾の先生とのコミュニケーションですぐにわかります。塾の授業も休み時間も塾生も先生も好きになることができれば、子供は大きく成長するチャンスです。

塾が子供にとってあまりにも楽しいものであれば、勉強を勉強と思わずにすくすく育っていきます。

多様化し複雑化する時代の中で、学校以外のコミュニティとして初めから短期間限定で塾に旅立たせるのも良いでしょう。留学のような感覚です。部活や習い事で忙しい子供で塾に行ってみたいと少しでも思っているのであれば、まずは春期講習、夏期講習、冬期講習などの長期休みで開かれているものに参加すると良いでしょう。

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