教育配慮カレンダー12月

12月は今年1年の感想を子供に聞こう
親の主観的な評価を抜きにして、子供にインタビュアーとして、今年1年の感想をいろいろ聞いてみましょう。楽しかったこと、つらかったこと、頑張れたこと、悔しいこと、学校生活から日常生活まで様々なに聞いてみましょう。
聞く際は、子供の話題そのものに単純に興味を持っているという姿勢が大事です。
1年の感想を子供が気持ちよく語っていくことで、子供は本当の自分という存在を再認識することができます。来年のビジョンもより明確になり、子供の心も晴れやかになります。
12月は前倒しで締めくくろう
12月は1年の総決算。コツは早めに1年を総括することです。12月にやるべきことを早めに終わらせることができれば、残りの時期は自分が自由に好きなことに取り組むことができます。
12月は締めくくりでもあり、自由に扱える時間を増やせば、1月からの生活をよりスムーズに送るための充電期間にすることもできます。
振り返ることが多い12月は、反省や内省ももちろん大事ですが、「振り返るだけで終わる」ということのないようにしましょう。
12月は子供の自尊心をケアしよう
12月は人肌恋しさが高まる時期です。小学生高学年からは、自分を性的な存在として自認し、性的存在としてのアイデンティティも気にしていきます。クリスマスなどの煽りもあり、人間関係で自己否定感を味わうケースもあるでしょう。
親は子供の自尊心をケアしていきましょう。今年1年取り組んできたことを褒めて上げましょう。
また、少しずつ着実に歩んでいけば、子供のなりたい姿になれることも伝えてあげて、自己効力感を高めていきましょう。クリスマスなど、子供の価値観を把握し、世の中の一般性に合わせて、出来る範囲でプレゼントを送ることも、子供の自尊心を高めることに繋がります。
12月は年末をより自由で主体的に過ごそう
ゆっくり休むことも大切ですが、充分な心身の休息に加えて、自由で主体的な行動が加わると、かなりのメリハリがつきます。年末は自由な時間も多いので、自由を上手く使えば、きちんと休みながら、きちんと努力もできるゴールデンタイムになります。
精神的にも、技術的にも、体力的にも高まった状態で、翌年へ向かうことができます。
12月ならではの家族の団らんを大事にしよう
12月は1年の中で、一番自分について想いを巡らせる時期です。子供が共感を求める気持ちも普段より高まっています。鍋を囲んで、学校の事から趣味やプライベートや人間関係のことなど、子供が話したい話題をじっくり聞いて、きちんと共感し、理解を示してあげて下さい。
家族のだんらんで絆が深まれば、翌年はさらに子供にとってよい家庭環境になっていきます。家庭とは心身を癒すホームグランドであることを忘れないようにしましょう。