大学までが順調なら必ずその後も順調ですか?

大学までが勉強したことによる吸収力は順調さに影響する
大学まで順調に卒業できたということは、一般的な学習能力を磨き上がっているため、他の人よりも、学習能力が必要な場面で力を発揮することができます。
また、再チャレンジ、転職、起業、復帰、配置転換など、環境を変える際は、必ず学習が必要になります。
大学までが順調に学び通した人は、学習のセンスがあり、吸収力が高く、学習の努力をする癖がついているため、環境の変化に強いと言えます。
こうした観点から、性格やコミュニケーション能力が一般的なレベルであれば、大学までが順調に行けば、その後の人生もずっと順調になります。
大学まで順調なのに社会でまったく通用しないケース
1回や2回、もしくは3回以上通用しないことはあるかもしれません。
例えば、「そもそも企業勤めに向いていない体質」であれば、3つの企業で会社員をやったけれど、パッとせずに(厳密に言えば、本人がピンと来ていないだけ)辞めて、高学歴ニートになってしまうということは少なくありません。
でも、起業してフリーランスで働く選択をすると、大学までの自分の強みを土台に瞬く間に成功して、その後は順調に生きていくことができたりもするんです。
選択も環境も千差万別、だから、変化を恐れずに加えていけば、大学までが順調だった人は、絶対に自分が順調にハネる何かに出会うことができます。
親は「一般的」を脱却して、子供の広く深く可能性を捉える
子供は家庭で育ちます。親の根底にある可能性は、声を大にして子供を押さえつけていないにしても、長期的に子供と親が過ごす中で、日々小さく影響を与え、こどもが大人になった時の行動の物差しになります。
しかしながら、子供が大人になって手にした「行動の物差し」は、「実は本人の本当の魅力を計る物差しではなかった」ということもあるわけです。
そうなると、子供が大人になった際に、親からすれば悪くない生活をしているようで、でも、当の本人はなんかピンと来ずにもやもやして、いざ、自分で自分の本当の物差しを見つけて行動に踏み切った際に、親はびっくりしたり、不安になったりして、反対してしまうんです、
だから、私たちは日々、多くのものを認め、掘り下げられる範囲で掘り下げていくことをしなければなりません。
スルースキルと言って、最近は大量に流れてくるものをスルーすることの大切さが問われていますが、ちょっとカジッて価値観や感覚を覗いてみることをすれば、世界に対しても、子供に対しても理解力がぐっと深まります。
そして、最終的には子供らしい順調さを親が届けることができるのです。