【必見】対外模試のススメ

対外模試とは?
対外模試は学内・塾内などのテストとは違い、学校や塾の垣根を越えて、多くの人が一斉に受ける模試になります。
「統一模試」といった表現で用いられることも多いです。
対外模試で子供は新たな尺度を知る
学校の中や塾の中だけでの比較基準ではなく、対外模試を受けることで、新たな自分の尺度を知ることができます。その尺度は子供にとって、新たな刺激となります。
そもそも勉強に積極的に取り組んでいる子供であれば、「勉強における自分の尺度について知ること」は非常に楽しいものです。占いで診断が出ることが好きな女性と同じです。
勉強が好きであれば、勉強における自分の立ち位置を試し、模試のデータや順位で自分を分析することが、とても良い勉強の刺激になります。
対外模試で試験慣れすることは意外にも大事
対外模試とは、受験人数も多くなるため、学校内や塾内ではなく、大学の講義室など、普段とは違うシチュエーションで試験を行います。
例えば、受験を想像してみて下さい。受験は、志望校内で開催されることがほとんどですよね。遠方の受験生にはサテライト入試として別会場が用意されますが、そこも言ってみれば、アウェーの場所です。
対外模試でアウェーの緊張感になれることは、たった一度の受験のパフォーマンスを高めることに繋がります。
子供の自発性があることが前提ですが、長期的に過ごす場所とは違う場所での戦を子供に用意することは勉強の本番力が身に付いていくのです。
対外模試で勉強の常識を壊していこう
対外模試は内容によっては、学校や塾の一般的なテストは一味も二味も違った問題が出されるものもあります。教科書通りに覚えて、問題も既視感があれば、脳の刺激は弱くなりますよね。
教科書で覚えた通りにはいかなくて、思考力がより問われるようなものに出会えば、勉強の価値観も変わっていくでしょう。大学の二次試験なんて、大学によってまったく問題の毛色が違います。
学校の勉強はあくまでも、勉強の一部分。部活で考えて技術を高めるのも勉強。先生からだけでなく、親戚や友達の話すことや熱中していることからも学びは得られる。
そんな考えで物事を捉えれるようになれば、好奇心を自ら高めて、どんな環境でもワクワクしながら、自分を成功へ導くような体質が身に付きます。
勉強の常識を壊すきっかけの1つとして、対外模試は有効的なのです。
模試はまず結果ではなく、やり抜いたことを褒めよう!
教育におけるテストの一番の効用は、本番と思って集中する時間を子供が過ごせることです。なので、親としては「結果を期待する」よりも、「分からなくても点数が分からなくても、きちんとやり抜くことができれば、それでいいんだよ」と、取り組みに対するモチベーションを高めてあげることが大事です。
場慣れが馴れ合いになると、受験の本番でも張りがなくなるケースも出てきます。
対外模試だけでなく、学校の定期テストでも、やり抜いた子供をきちんと褒めてあげましょう。そうすれば、子供の自己肯定感や自己効力感は高まります。
そして、次のテストは親を喜ばせたいと言う思いも含めて、勉強へより集中していく可能性も高くなります。
模試の結果は普段の親との会話から
テストや模試ってのは、本来はゲームのようなものです。スコアを(過去の自分やクラスメイトなどと)競って、楽しく取り組めるものなのです。結果が悪いことに強い罪悪感を覚えさせ、ミスへの恐怖を一気に煽るから、テストから逃げたくなるのです。
対外模試に対して、モチベーションを高め、良い緊張感を持ちながら、経験を積んでいければ、子供の勉強は良い結果を引き寄せていきます。競争社会でも、なんとか楽しくやっていけるようになるでしょう。
親は普段の会話で、子供に知ったり、知ったことを考えたり、知ったことを何かに使ったり、そんな知を楽しむ機会を捻出するように試みて下さい。