*
*
まずは親はここを押さえろ!親が絶対持つべき10の心得<心得7>

思慮を与えれば、成功する

give-thinks01
子供が自ら考えることの大切さを理解でき、親が考える機会を与えるコツを掴めるようになります。

子供してあげる親は多いが、考えさせる親は少ない

give-thinks02

考えて行動できる人間に育つ。親であれば、子供を考えて行動できる人間に育てたいと思っているはずです。

しかしながら、親の子育てによって、子供の考える機会をどんどん奪っているケースがあります。

児童精神科の佐々木正美先生は、『MIND-子どもの心を育てるために』のコラム「過保護と過干渉」の中で、

過保護は自立の芽を育て、過干渉は自立の芽を摘む

と述べています。

過保護と過干渉の違い

過保護とは、子供が望んでいることを、やってあげ過ぎることです。子供に対する愛情を素直に子供が感じることができます。

一方、過干渉は、子供が自分でできることでも、親が手を出してやってあげ過ぎることです。子供が行動を起こして、「できる」というステージに至るまでの考える機会を奪うことになります。

親は子供の応援団長

親が子供だけのグランドに降り立って、子供と同じくプレイするのはありません。子供ができるかできないかを、スタンドから愛情を持って応援する。グランドの外で会話をできるときに、ヒントやアドバスを送る。

親は子供の応援団長とは、まさしく、考えられる子供を育つ、親の存在のあり方を言い得ています

考えられる子供はなぜ勝てるのか?

give-thinks03

さて、今後は、考えられる子供が一人勝ちしていきます。
年齢問わずに、社会の中でいきなり特異な存在として、才能を発揮することもあるでしょう。

なぜなら、今の時代は、考えることさえができれば、その他の作業は、自分以外が力強く補ってくれるからです。

考える以外に、必要なものとは?

例えば、「世の中に面白い映像を発信したい」と思ったとしましょう。必要なものは、

・面白いネタ
・撮影道具
・パフォーマー
・編集ソフト
・発信メディア

などがありますよね。でも、実際は…

・面白いネタ = アイデア
・撮影道具=スマホ
・パフォーマー= 自分
・編集ソフト=ノートパソコン
・発信メディア = SNS

で事足ります。ひと昔なら、高機能カメラやハイスペックなデスクトップパソコンでしな成し得なかったことが、スマホやノートPCで可能になっています。しかも、自動補正を含めた機能性の充実で、その作業もかなりラクなものになっています。

また、発信メディアも個人が持てるようになり、個人メディアからも拡散できる時代になっています。

そう考えると、多くのライバルと一番の差ができるのは、アイデアの部分になります。

資本主義でなく、アイデア主義の社会に

give-thinks04

今の社会は資本主義社会と言われていますが、資本を作る源になっているのが、アイデアと言えます。

トライ&エラーの成功率は上げるのは考えしかない

物事にチャレンジし、ミスをして、そこから、成功へ軌道修正する。その確率を上げるのが考えです。

考えが違っても、違ったということを考え、さらに考えを出すことができれば、やればやるほど、成功率が上がるわけです。

システム、ツールはますます整っていく

アイデアを形にして、私たちが何かを成し遂げる場合に、アイデアを形にする技術が必要になります。

この技術が時代の進化によって、技術習得に取り組まずに、システムやツールを使いこなすことで、アイデアを形にすることができます。

アイデアが簡単に形になるからこそ、考えられる子供が勝てるのです。

もっと言えば、どんなシステムやツールを使うのか、「選択の思慮」から、選択したものをどのように組み合わせるのか「カスタマイズの思慮」までを極める子供は、どんな物事に取り組んでもスピーディーに勝利を得るようになるでしょう。

勉強が考えを養うとは限らない

give-thinks05

考える機会は、勉強で養われる。確かにこれは一理あります。
しかしながら、勉強だけが考えを養う機会とは限りません。

一つの物事に対して、自然に考えられる子供になるには?

勉強だけでなく、普段から五感を使って吸収するものに対して、考えを注ぎ込める子供は、かなりの思考力を身に付けることができます。

そのためには、自分が目て見て、耳で聞いて、手で触って、鼻で香って、舌で味わったものに対して、比較、予測、連想、妄想、批評、ノリツッコミ、評価をしていくことだ大事です。

しかも、楽しく、ふざけながら、どんな考えでも、まずは正解だと認めることが大事です。

思考力が身に付く4つの行動

give-thinks06

比較、予測、連想、妄想、批評、ノリツッコミ、評価の要素があれば、何でも思考力が身に付くのですが、気軽にトライできて、特に思考力が身に付きやすい行動を4つご紹介します。

1、人間観察

まさに無料で思考を鍛えられる絶好の機会です。一度、人間観察で考えを深める癖が付けば、人が目に映る時間は、すべて思考力を育む機会になります。

2、詩・歌詞の深読み

言葉について、自分なりに掘り下げて見るのはとても良いことです。読書はイメージを膨らませることで、より脳に良い効果をもたらします。

詩や歌詞のように文字量が少なければ、それだけ想像に託される部分も多くなります。

3、パズル

パズルはじっくり考えるものから、反射的に思考を巡らせるものまで、様々で、特に思考の瞬発力を身に付けるには良いと言えます。

4、中学受験問題

大人になっても、解くのが難しいのが中学受験問題です。日能研が「シカクいアタマをマルくする」と題して、額面広告に、様々な中学校の受験問題を掲載していますが、中学受験問題は、知識と公式とパターンに収まらない問題が目白押しです。

また、考えることが苦しくならないのかという意見があるかもしれませんが、考えることに余裕が芽生えれば、考えを止める癖を付けることもできるようになりますので、安心です。

考えられない子供はどんな大人になるのか?

give-thinks07

例えば、社会人になって、「マニュアルがないと何もできない」という状態が起こります。

また、一つの出来事に対して、自分の尺度の中のポジションを設定できていないため、

・同じミスをする
・要領が悪くなる
・覚えるまでに時間が掛かる
・なんでもすぐ確認したがる
・失敗に臆病で敏感になる
・主体性がなくなる

といった傾向が強くなってしまいます。

考えるという行動は、考えていない人からすれば、つらい作業に見えますが、最初に考えるという投資をすることで、その考えから発展的に生まれるものが、自分の人生を豊かにしてくれるため、結果的に「考えた方がラク」ということになるのです。

興味と知的好奇心を崩さずに思考を注ごう

give-thinks08

以上、今回は、「思慮を与えれば、成功する」というテーマで、子供に考える機会を与えることの大切さについて説明してきました。

もっと、欲を言えば、「行動力と思考力を発揮する場所こそ財産」です。

・考えてから行動する
・行動してから考える

これはどちらも正義です。大事なのは子供が考える過程で、興味と知的更新を刺激され、考えることを楽しむということです。

以前、『親が絶対持つべき10の心得』の中の<心得5>「プロセスと興味を育てよう」でも、興味を持つことで、行動力が抜群に大きくなることはお伝えしています。

考えて、行動できるのであれば、ゲームでも構いません、この点は、、『親が絶対持つべき10の心得』の中の<心得2>「遊びとゲームと学びは同じベクトル」で説明しています。

親が思っている以上に、子供が楽しく思慮を深めるチャンスはあります。ぜひ、今回の記事を参考に、普段の親子の会話から、思慮を深めてあげられるようにトライしてみて下さい。

キーワードから検索しよう

悩み、興味、子供の状況などを検索して、よりよい情報閲覧しよう。

新着情報で日々詳しくなろう!
<最近のブログ>

579-01
548-01
518-01
505-01
482-01
464-01
さらに記事を読み込む