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点数は戦略で取れる!<科目別成績アップ>国語

国語

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国語の勉強のコツが理解でき、子供の国語の成績アップを図ることができます。

国語の学力は他の教科、人生スキルに影響する

日本に住んでいる以上、日本人に生まれた以上、国語は最も大事な科目です。「人間のアイデアは母国語に影響される」と言われます。「あー、次、何しようかな…」という思考ですら、日本語を脳内で使っていますよね。私たちのあらゆる処理は、母国語に左右されています。

だから、算数、数学、英語、社会、理解、あらゆる教科の成績に国語の力が関わってきます。そればかりか、コミュニケーション、営業、会議、企画書作りなどのあらゆる社会人スキルに国語の力が左右されます。

国語が出来るようになり、子供のマインドを育てることができれば、子供はどんな場所でも輝くことができる未来を手にすると言えます。それくらい国語は大切です。

国語の成績が上げるための4つのポイント

国語の成績を上げるポイントはいたって単純です。

1、活字に慣れる
2、説明文は著者の意図と自分の考えを切り離す
3、物語文は登場人物の心情と自分の感情を切り離す
4、問題に慣れる

この4つを愚直に実践していけば、必ず国語の成績はアップします。

ポイント1:活字に慣れる

活字慣れしていない、例えば、「試験時間に対して試験に出る文章量がすごく長いと感じる」場合は、活字に慣れていないといえます。そうなると、試験中に文章を安心して読めなくなり、ますますストレスを感じ、パフォーマンスを出せなくなります。

「活字に慣れていないから、集中して読めない」という単純な原因なのですが、この原因は塾や家庭教師では解決されないんです。単に子供が本をたくさん読むといった工夫が成績アップに直結するのです。

まずは、子供が好きなジャンルを親が買って選んであげましょう。

・ドラマや漫画のノベライズ版
・キャラクターの個性がライトノベル
・展開の激しいホラーやサスペンス
・憧れの有名人の伝記、エッセイ

この辺りを攻めると良いです。子供が関心を持てるようなジャンルの活字に触れていくことで、「文字ってたくさん読んでも苦じゃない」というマインドを育てることが大切です。

活字に慣れれば、言葉のセンス「語感」が鋭くなります。どいういうことかというと、「まったく出会ったことのない熟語」や「意味が伝わってこない表現」に出会ったとしても、「なんとなくこうじゃないか」と見抜くことができるようになるのです。それに、文章は前後の文脈があるため、文脈とと照らし合わせて、知らない単語や熟語や表現があっても、きちんと国語の問題が解けてしまう子供になります。

ポイント2、説明文は著者の意図と自分の考えを切り離す

国語のジャンルは、大きく二つに分けると「ノンフィクション」と「フィクション」があります。ノンフィクションは「説明文」、フィクションは「物語文」です。子供の中には「説明文も物語文もすごく合っている時は合うのに、間違う時はすごく間違う」ということを繰り返すタイプがいます。

この原因はすごく当たり前で、「説明文も物語文も自分の感覚や心情で解釈し、その感覚が筆者の感覚や登場人物の心情とたまたま一致したから、解いた問題がたまたま正解になる」ということです。

説明文の場合は、大事なのは「自分の物差し」ではなく「筆者の物差し」です。「今から読む説明文の世界はどんな常識でできているだろうか?」という発想で読まなければ、自分の常識で知らず知らずのうちに間違った解釈で問題を解いてしまうのです。

自分と筆者は全く違うかもしれない、ここに書いてある事実をまずは受け入れよう、まずは自分の思い込みがあるかもしれないことを前提に読む進める。ただただ、このセンスを磨くだけで、説明文がすごく解けるようになります。

そして、試験や模試ごとに説明文の内容や質が変わっても、すべてに対応し、安定した成績を残すことができるようになります。

ポイント3、物語文は登場人物の心情と自分の感情を切り離す

物語文の場合は、ストーリーの内容から、登場人物の気持ちを勝手に解釈しがちになります。登場人物の気持ちは、必ず文中にあります。ストーリーの流れを理解して、登場人物の気持ちを既に理解したように思ってしまう子供が非常に多いのです。

なぜなら、人は他人の気持ちを知ろうとする際に、感情移入するからです。ただし、物語文は自分の感情と登場人物の心情は別物です。「自分とは違うこの人物たちは、これから迎えるストーリーに対してどんな心情を抱いていくのだろうか?」この視点が問題を解けるようにある大きなポイントです。

物語文は、ストーリーの変化で、登場人物の気持ちも変化します。どの状況では、どういう心情で、状況がどう変わったから、気持ちがどのように変わったのか、気持ちの変化がそのまま問題として出題されます。「状況の変化にリンクする気持ちの変化」を意識して読むと、物語文の成績は格段にアップします。

ポイント4、問題に慣れる

ポイント1の量をこなし、ポイント2~3のスキルが身に付けば、あとは問題に慣れるだけです。文章はきちんと理解できるのに問題の正解率が低いのは問題に鳴れていないためです。問題の「問い」にも解釈の慣れが必要です。選択問題は「一見すると正解と似ているけどニュアンスや細部が間違っている」という選択肢が世界と同じく並んでいます。正解と正解とは微妙に違う間違いを見分けるセンスは問題を解くことでしか養われません。

ポイント1~3をクリアしている場合は、問題をひたすら解いて、答え合わせをして、間違ったところは、文章を読み直したり、問題の意図を再度確認したりすることで、国語の問題を解くセンスはどんどん磨かれていきます。

小学生~中学生:ドリルの繰り返しでどんどん言葉を吸収しよう

小学生から中学生はドリルを繰り返す癖が非常に大切です。漢字の読み書き、ことわざ・慣用句の解釈をドリルを通して育てれば、いろんな文章と出会っても、文章w読むハードルがぐっと下がります。

国語の苦手意識は、ドリルをやり込むことで克服できます。きちんとドリルをやったうえで、好きな本を見つけ、好きな本を読み込むことをすれば、より好きな本の情報が理解できるようになります。

好きな本の中に登場する際に、一度習った漢字が別の漢字と結びついた熟語になっていることもあります。分かりそうで分からない言葉は意味が知りたくなります。すると、辞書でその熟語を調べるようになり、読書によりどんどん新しい言葉を吸収できるようになります。

ドリルできちんと覚えた言葉や表現が多いほど、似たような表現や別の漢字と結びついた熟語などに興味を持つ機会が多くなり、新しい言葉を深く吸収する機会も多くなり、文章を読むための土台はすくすくと育っていきます。

高校生:古文・漢文を早いうちに徹底しよう

高校生になると、評論、小説、古文、漢文と4つのジャンルに分かれますが、その中でも古文は「鉄は熱いうちに打て」と言われる分野です。

古文はできるなら、早いうちに単語と文法をマスターしておくと良いです。漢文に比べて覚えることが非常に多いです。逆に漢文は後から取り組んでも巻き返しができます。

古文は出遅れると、小学校を卒業し、中学1年の1学期に英語の授業をまともに聞かずに、どんどん英語が分からなくなってしまう、中学英語が苦手になるパターンに似ています。

単語は丸覚えせずに、情景を思い浮かべたり、イメージを自分で腑に落としたり、複数の物語で使われていると記憶に留めたりすることで、古文や漢文がより身近になっていきます。

私達が現代語と現代文に身近だからこそ、日常から無理なく使っているわけです。古文・漢文は文章が難しいですが、文章が短く、ちゃんと勉強すれば差が開きやすい部分です。
特に高校3年生になってから、復習の量が多くなってしまった後に、古文と漢文をゼロベースから鍛えていくとなると、苦手意識が凝り固まって、時間のない中で焦って集中できないことが起きてきます。

「古文と漢文は毎日短く触れる」「古文と漢文は1日それのみどっぷり浸かる」この2つを繰り返して、自分自身に古文と漢文をなじませていきましょう。

景色の情報化と情報の抽象化を極めよう

景色の情報化とは、目に映る景色を情報にしていくことです。例えば、信号待ちをしていたとします。「あれは信号だ」「ちょっと変わった形をしているな」「あの信号、他の信号よりも低い位置に設置している」といったように、目に映るものを曖昧にぼんやり感覚的に捉えるのではなく、「明瞭にしっかりと言葉にして捉える」ということをするのです。これだけで、広い視野と深い思慮を鍛える訓練になります。

情報の抽象化とは、情報をどんどん曖昧にしていくことです。「青りんご」→「りんご」→「果物」→「植物」→「命」といった感じです。「青りんご」→「りんご」→「食べ物」→「栄養」→「人になくてはならないもの」など、起点は同じ言葉でも、解釈の仕方で、抽象化された結果も変わってきます。

景色の情報化は、目に映るものから様々なものを読み取る力が身に付きます。情報の抽象化は自分で手に入れた情報から定義や法則を導き出す力が身に付きます。どちらも、国語に重要ばかりか、人生においての様々なスキルを手に入れる際の潜在能力になっていきます。

文章を読むだけでなく、自己議論を広く深くしていこう

国語のテストの成績を上げるだけなら、自分を捨て、筆者の感覚や登場人物の感情を探ることをしますが、自分を捨てずに読書をする機会もとても良い機会です。

自分がある尺度を持ちながら、読書をすることは、自分を知ることにも繋がりますし、自己対話が上手になります。自己対話が上手になれば、自分で自分の気持ちを高めたり、鎮めたりすることが上手になります。

どんな読み物にも対しても、批評精神を養うことは大切です。成績を上げるための国語と、自分の人生の生きる糧にしていくための国語を上手くバランスを取って、楽しんでいってください。

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悩み、興味、子供の状況などを検索して、よりよい情報閲覧しよう。

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