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まずは親はここを押さえろ! 親が絶対持つべき10の心得<心得1>本当に使える勉強を

親が「本当に使える勉強」を与えること

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子供が取り組む勉強の根本的な方針を見つめ直すことができます。

テストの点数が高くても、幸福も給料も高くならない

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小学校、中学、高校、大学と「普通に勉強」していては、社会で活躍できない時代になりました

皆さん、子供の勉強と言えば、何を想像しますか?
国語、算数(数学)、理科、社会、英語といったように、学校で教わる科目をイメージするの親御さんが多いのではないでしょうか?

しかし、それは勉強のほんの一部です。

では、親御さんに聞きます。子供に勉強をして欲しいですか?

おそらく、ほとんどの親御さんが子供にきちんと勉強して欲しいと思っているはずです。スポーツの習い事、外国語スクールなど、今、多くの親御さんが子供が生まれて早い段階から、教育に熱心になっていますね。

では、もう一つの質問をぶつけたいと思います。子育てと子供の学習力をきちんと鍛えるためには、親が常に考えなければならい哲学です。

なぜ、あなたは、子供が今、勉強をするべきたと感じていますか?
なぜ、あなたは、子供がそれを勉強するべきだと感じていますか?

そもそも、子供が習おうとしているそれは、本当に勉強として成立していますか?

勉強とは幸せを造る力を培うこと

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勉強はすべての幸せに繋がる必要があります。
役に立たない学びはありませんが、親と子供の置かれている環境と心境でできることには限界がありますし、やりたいことは、人それぞれですよね。

だからこそ、物事によってやる気が出たり、出なかったりしますし、結果が出たり、出なかったりします。

「知は愛、愛は知」西田幾多郎
「知は力なり」フランシス・ベーコン

愛し愛されること、そして、世の中を生きていく力、この二つがあれば、プライベートシーンもビジネスシーンも、人間関係も、自己達成も、満たしていくことができます。また、周囲の人の幸福に巻き込む人間に育ちます。

まさに、親御さんたちが、子供に将来なって欲しい人間像ではないでしょうか?

イチロー、錦織圭、石川遼、浅田真央のような超一流を親が狙って育てるには?

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「うちの子供を超一流のプロ野球選手に育てたい」といったように、英才教育を考えたことがある親は多いのではしょうか?既に熱心になっている親もいるでしょう。

しかし、英才教育で子供が超一流に育つにはある条件があります。

英才教育で子供が超一流に育つ条件

・親の選んだ道をたまたま子供が好きにる
・親の選んだ道を子供が覚悟を決めて取り組む
・親とのトライ&エラーが生きがいとなる
・親の敷いたレールがアイデンティティとなる
・親が選んでくれた道で活躍することが自己肯定に繋がる

自分がプロ野球選手になれなかったから息子には絶対になって欲しい。そうやって、子供が幼い頃から野球をさせて、すくすく成長する。でも、ある地点から分かれ目がやってきます。成長が突き抜けるのか、そこそこで終わるのか。

そこで、大事なのが、上記の英才教育で子供が超一流に育つ条件を満たすことです。
さらに、英才教育で子供がが超一流に育つ条件を因数分解すると、それは、子供の勉強が身になる条件に変化していきます。

子供の勉強が身になる条件

・取り組むことに好意がある
・取り組むことに覚悟がある
・取り組むことが生きがいである
・取り組むことで自信になる
・取り組むことで生きやすくなる
・取り組むことに思慮が芽生える
・取り組むことに哲学的になれる
・取り組むというプロセスを楽しめる

例えば、ゴルフの英才教育を受けた石川遼選手は、英語も堪能ですよね。「英才教育で子供が超一流に育つ条件」が「子供の勉強が身になる条件」と一致している例です。ゴルフの練習がどんなに忙しくても、勉強の本質を理解できているため、短い時間で英語を習得することができたのです。ゴルフの海外遠征で英語を覚えなければいけないという動機付けも吸収力をさらに大きくしたと言えます。

過酷なトレーニングで知られるK-POPのアイドルは、歌唱とダンスのパフォーマンスだけでなく、英語や日本語まで完璧にこなせるようになりますよね。日本のアイドルじゃまず考えられません。日本で言えば、ヴィジュアル系のX-JPANのYOSHKIさんやGacktさんは、クラシックミュージックのスキルがあります。

天は二物を与えず

これは意外と正しくて、二物を習得する、学ぶ本質、いわば、勉強の本質を彼らはよく理解し、取り組んでいるということなのです。

親であるあなたが正しい勉強だけを子供に教えれば、子供は一生安泰です

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国語、算数(数学)、理科、社会、英語などの成績アップは必要がありません。一番良いのは、<結果的に、勉強の本質を親が教えて育てていたら、学校の成績もついでに良くなる>というパターンです。

本来、勉強は本質に向き合えば、どんな分野で、どんな立場でも活躍できる人間が育つものなのです。

テストの点数が良いのに、コミュニケーション能力が低いだとか、難関大学を卒業したのに、社会人で使えないということが起こったりしません。

物事の起点、プロセス、終点、それぞれの立ち振る舞い方が上手になるからです。

3歳から中学まで取り組んだバレエを突然辞めてしまっても、そのバレエを通して、本質的な学びの機会を得られていたのなら、自分の意志で動いたこを含めて、むしろ、将来は別の分野でますます著しい活躍をすることができるのです。

せっかく続けたのに辞めるのがもったいないという考えは、安易過ぎます。子供が本質に向き合えるようにするためには、親も勉強、教育、成長などの本質に常に向き合わなければなりません。

どんな分野、どんな立場でも輝くことができる子供の勉強の仕方とは?

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ここで具体的な対策を幾つかお教えしましょう。
先ほど、「英才教育で子供が超一流に育つ条件」でご説明した

・取り組むことに好意がある
・取り組むことに覚悟がある
・取り組むことが生きがいである
・取り組むことで自信になる
・取り組むことで生きやすくなる
・取り組むことに思慮が芽生える
・取り組むことに哲学的になれる
・取り組むというプロセスを楽しめる

の部分が非常に密接に関わってきます。

1、子供が本音で好意を言える家庭環境を作る

ホームの過ごしやすさがアウェーの活躍に繋がる

家庭とはホームです。アウェーではありません。
ホームグラウンドで、子供の仲間である親に対して、子供が好きなことを好きと言えない環境は、子育てをかなり難しくしてしまいます。

子供が何が好きで、何が嫌いで、その好き嫌いは何に由来するのか?子供の好意に対する本音を親がきちんと聞き出せていれば、勉強や習い事に対して、子供がすくすく成長する措置を親として自然に誘導することができます。

2、子供が覚悟を持たせる場面を作る

覚悟は勉強の覚醒を促す

子供が自分の好きをきちんと声にして、自分の好きなことがある程度できていれば、親が覚悟を促すことがしっくり来るようになります。

覚悟は大きな行動力を与えてくれる起爆剤になります。日常的シーンでも構いません。とにかく覚悟を持たせる場面を作ることが、勉強の分野でもかなりの成果を発揮するようになります。

3、子供が思慮する質問を投げ掛ける

考えの深さが勉強の深さそのもの

テストの点数が良いのに、社会で力を発揮できない。
それは、知識は答えられるけど、状況には応えられない人間に子供が育つからです。

状況に応えられる人間になるには、状況を思慮する力を育てなければいけません。
そして、勉強で学ぶことは、状況に応えられる手掛かりを増やすためのものに過ぎません。

だから、子供が好きなテレビを観ているときに、「主人公って、何で、この場面で、あんなこと言ったのかな?」といった一歩踏み込む質問をしてみて下さい。これって、国語の文章問題を解いているのと同質ですよね。

思慮の場は親が日常から作り出せる

でも、子供が日常で好きなことを何気なく思慮しているから「自然に考える癖」が培われていくのです。国語の読み取りをせずとも、アニメ視聴三昧の子供を、デキる大人に育てることは可能なのです。

物事に対して、哲学を持つことも同様の効果があります。子供が自分ならではの哲学を持つことができるような環境を与えて下さい。

4、子供にプロセスの楽しさを覚えさせる

人生のほとんどはプロセス

子供がやる気が出ない。子供が大人になってから、行動できない人間になってしまう。
その理由は、プロセスの楽しさがイメージできない人間に育っているからです。

物事は「起点」「岐路」「終点」の3つに分けることができますが、起点と終点はほんのわずかな時間ですよね。99%が岐路、いわゆるプロセスです。

三日坊主というのは、起点でやる気がすごく出るんですが、プロセスの楽しさを知らずに、プロセスが面倒になるから、起点で終わってしまうんです。

子供が勝手に学び始める

終点で何かを達成しても、また、新たなスタート(起点)、岐路に向かうわけです。プロセスが楽しくないと、人生のほとんどが楽しめません。だからこそ、プロセスの楽しさを味わせるようにしましょう。小さな成功体験でも、プロセスと向き合った子供にはご褒美をあげましょう。

プロセスと向き合えれば、「何か明るい未来が待っている、これまでもそうだったじゃないか」そういった思いが、子供自身で自ら使える勉強時間を作っていきます。

プロセスで、自分を生きやすくし、生きがいを作ることができるからこそ、子供が勉強を自分の人生に活かすことができるのです。

本当に使える勉強は、子供の自立を促す

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昔の日本は一億総中流と言われ、みんなが同じ方向に歩むことで、幸せを獲得していました。だから、勉強も知識を付ける体力があれば、なんとかなりました。

でも、今は時代が違います。これから大事なのは、自立する力です。
会社に頼っているサラリーマンの給料は上がらずに、独立して動いた方が大きく得をする時代です。

そう考えると、下流社会とは、今回ご説明した「本当に使える勉強」を親に教育されなかった子供が通る道かもしれません。

10代でも世の中で活躍する人たち。スポーツの分野で顕著ですが、ビジネスシーンでは中学生社長、高校生社長、クリエティブシーンでも、Instagram、Vine、YoutubeなどのSNSで若い世代が社会に影響を与えています。

そして、本当に使える勉強を子供に促しながら、親自身も子供から学んで下さい。

故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る、以って師と為るべし。

有名な孔子の論語の第2章「為政第二」に出てくる有名な格言です。親は子供の応援団長でありながらも、一番身近な師です。親自身も自分で身に付けたものを大切にしながら、子供からも学び、そして、子供に最幸のリーダーシップを取るようにして下さい。

本当に使える勉強を子供に教える過程で、親御さん自身も成長し、家族全員が今よりもさらに幸せになっていくはずです。

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