*
*
実は無料・激安の裏技が盛り沢山!教育のお金・財テク

無利子の奨学金制度を使おう

pixta_20730649_L
無利子奨学金の概要と奨学金に関するお得な情報を知ることができます。

お金を借りるなら無利子がいいのは当然

奨学金には「無利子型」と「有利子型」があります。

有利子タイプの場合、金利水準がずっと変わらない固定方式と、変動する利率見直し方式の2タイプから選べる。固定方式の金利は年0.69%、見直し方式は年0.20%(15年5月実績)で、いずれも年3%を超えないよう決められている。

無利子型は「第一種奨学金」と呼ばれ、有利子型は「第二種奨学金」と呼ばれます。
断然、借りるなら無利子の第一種奨学金をおススメします。

低所得者にとっても優しい無利子奨学金

無利子奨学金は低所得過程でお子さんの成績に関係なく借りられるように

実は、無利子型の第一種奨学金は、大学入学時からお金を借りるには、「高等学校最終2か年又は専修学校高等課程最終2か年の成績が3.5以上」、大学2年次からは「大学における学業成績が本人の属する学部(科)の上位1/3 以内の者」という基準がありました。

しかしながら、「ニッポン一億総活躍プラン」「未来への投資を実現する経済対策」によって、

低所得世帯の子供たちに係る成績基準を平成 29 年度(2017 年度)進学者から実質的に撤廃し、必要とする全ての子供たちが受給できるようにする。
『Q&A(低所得世帯の生徒における第一種奨学金学力基準撤廃)』

という流れに変わりました。

第1回目の2017年には、低所得世帯の生徒における第一種奨学金予約採用候補者数は10,980名となっています。

無利子型の第一種奨学金がおススメな理由

無利子型の第一種奨学金は借りられる金額は第二種よりも低額だからおススメ

通学手法や学部によって、異なりますが、分かりやすく説明すると、一般的に、奨学金で受け取れる金額は…

・第一種奨学金は、月額30,000円~64,000円
・第二種奨学金は、月額30,000円~120,000円

になります。第二種がかなり高額ですよね。第一種も第二種も、月額の変更(増・減額)が可能で、第二種を選択してしまうと、高めの月額に頼り切ってしまう可能性があります。

第一種は無利子でかつ月額が第二種より低額で、借り過ぎの抑止力になる点がおススメです。

大手銀行の教育ローンの金利が現在、変動型で年2~3%台であることを考えると、かなり抑えられた水準だ。金利の支払いは在学中は必要なく、卒業してから負担する仕組みだ。貸与額は、月3万~12万円の範囲で5パターンから選ぶことができる。
『給付型」と「貸与型」 知っておきたい奨学金|マネー研究所|NIKKEI STYLE』

有利子型の第二種奨学金も、銀行の教育ローンよりも抑えられています。奨学金を融資と捉えて、どのように回収するか、考え方は人それそれです。未来のリターン、返済計画、リスクマネジメントなど、あらゆる観点から考え、無理のない金額を設定していきましょう。

朗報:大学院なら奨学金が返還免除に

奨学金返還免除は大学院で勉学に徹底するモチベーションにもなる

大学院で第一種奨学金の貸与を受けた者の3割を上限として、在学中に特に優れた業績を挙げた者を対象に、貸与期間終了時に奨学金の全部又は一部の返還を免除することができる「特に優れた業績による返還免除制度」を導入しました。

平成27年度には、9,188任返還免除になり、その総額は122億円に及びます。

これを利用しない手はありません。大学院は学歴としても高く、一生懸命取り組むのであれば、高い専門性を手に入れることができます。逆に言えば、奨学金免除をモチベーションに、大学院で高い専門性を身に付け、卒業後に社会人として他者を圧倒する専門家に成り上がることもできます。

大学院のキャリアについても深く掘り下げてみると良いでしょう。

奨学金は幾ら借りるのが妥当か?

ベストな奨学金利用額

ファイナンシャル・プランナーの村松祐子さんは、マイナビの『奨学金の借入、総額いくらまでなら無理なく返せる?』の中で、

返済額を最優先し、貯蓄分から5%、趣味・被服費、お小遣いを抑え、返済金に充てるとした場合、世帯収入のおよそ8%までを返済額の限度とすることが堅実

と述べています。卒業後の手取り月収20万円なら、1万6000円が適切と言えるでしょう。

第一種奨学金 月51,000円を大学4年間で借りた場合

給付総額は2,448,000円
返済年は15年、月払い180回
通常 13,600円/月、最終 13,600円/月
返還総額2,448,000円

第二種奨学金 月50,000円を大学4年間で借りた場合

給付総額は2,400,000円
返済年は15年、月払い180回
通常14,428円/月、最終14,576円/月
返還総額2,597,188円
※利率1.0%の場合

この辺りが妥当だと言えます。ちなみに、有利子型の第二種で月額12万円を借りた場合は、

給付総額は5,760,000円
返済年は20年、240回
通常26,606円/月、最終26,896円/月
返還総額6,385,730円
※利率1.0%の場合

このようになります。大学卒業後には、約640万円の借金を背負って、社会人のキャリアをスタートさせます。無謀にラーメン屋開く頑固おやじぐらいのリスクを感じませんか?

新卒後のキャリアに対して、まだ本気で考えるリテラシーを持ち合わせていないのに、大学のために約640万円の借金をする。なんとかく入った会社で、給料も上がらず、返済が圧迫する。こういったケースは絶対に避けたいものです。

2015年には、高校、大学時代に借りた奨学金を返還できないとして、当時40歳の北九州市小倉北区のフリーターの男性が自己破産をしました。男性には延滞金を含めて約283万円の返還義務があるが、「奨学金のために消費者金融などで借金しても返せない。そもそも多額の金を貸してくれない」と説明。

非正規雇用などで若者の貧困が拡大すれば、今回のように奨学金返還のみでの自己破産申請が増える可能性を指摘しています。

社会人での長期的な成功を見据えた奨学金利用を心掛けよう

大学は遊び場じゃないこと、大学で遊ぶなら、その分、学業に励むこともきっちり想像させる

大学は「コアな高い専門性に深く潜り込める絶好の時期」です。高校では得られない自分だけの専門性を磨くことができるんです。

一方、大学は「人生最大の中だるみ」と言われ、「社会人になる前に遊び切る時期」と認識する学生も非常に多いんです。

その結果、本サイトの考えでは、大学での努力の差が「一生で一番大きく反映される」と感じています。高い奨学金を借りて、大学では遊びに没頭し、学業には専念せずに、しかも、学閥もない環境だと、社会に入った後に苦労を強いられる可能性がとても大きくなります。

社会人になって、社会で生きていく感覚が磨かれ、社会人としてキャリアをリスタートしようとしたときに、奨学金が大きな負担になって、自己投資ができないようだと、かなり苦しい勝負を強いられます。

大人になってから余裕を作りながら遊びことも出来ますし、大学生だって、学業と遊びのバランスを取ることもできます。奨学金は返還が卒業後から始まるので、お金を莫大に消費している感覚を忘れてしまいがちです。

無利子でなるべく少額の奨学金で事足りるような計画を立てていきましょう。国公立大学ではあれば、授業料免除申請と組み合わせることをおススメします。

キーワードから検索しよう

悩み、興味、子供の状況などを検索して、よりよい情報閲覧しよう。

新着情報で日々詳しくなろう!
<最近のブログ>

579-01
548-01
518-01
505-01
482-01
464-01
さらに記事を読み込む