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まずは親はここを押さえろ! 親が絶対持つべき10の心得<心得3>

社会人としての成功を見据える

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子供が社会人になったときに成功を感じられるような子育てのコツが分かります。

子供がなるべき本当の成功者とは?

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社会人とは、社会で生きるプロです。
例えば、社会人としての対価は、どれぐらいプロになるか、周りとの付加価値によって、変わってきます。

いずれにしも、子供は将来的には社会的存在を位置づけられ、そのポジションに影響を受けながら、一人の人間として人生を全うしていくことになります。

そう考えると、子供が将来なるべき姿というのは、自己意志を持ち、自己実現によって、自己満足を得続ける人間というところに着地するでしょう。

1、自己意志

与えられた環境の中で、自分を見出そうとする意志です。また、既存の環境に依存的にならず、より自分らしくいられる環境を開拓しようとする意志でもあります。

自分自身で自分らしい幸せを引き寄せる魂とも言えるでしょう。自己意志が育まれなければ、諦め・悟りが強くなり、行動を起こす体質とは遠ざかります。自己意志は成功体質の第一歩です。

2、自己実現

自己意志によって打ち立てた未来図を、自分自身のアイデアと努力によって叶えていくことです。小さな自己実現は精神的にも物理的にも大きな自己実現を叶える土台となります。

3、自己満足

最終的には、自分が自分で幸福感を得られること。自己意志と自己実現に向き合っていれば、社会的に尺度を理解しながら、自分の揺るぎない幸せを作っていくことができます。

他人の情報が24時間入り続ける情報社会では、絶えず周囲との比較を強いられる社会でもあります。自己満足によって自己肯定感・自己承認欲求を得ることが非常に重要になっていきます。

子供の将来が心配がゆえに、言ってしまう親のNGワード

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子供の頃は、純粋無垢で社会のことをまだよく知りませんよね。親がきちんと、子育てによって、サポートを促すことで、子供は社会で何かをスタートしようとした瞬間、成功に向かって、正しく舵を取れるようになります。

そこで言ってしまいがち親NGワードが、

そんなことばかりしてたら、将来ダメな大人になるよ

という言葉です。

・子供の今やりたいことを否定する
・大人目線でのみの言い分を主張する

この二つが重なってしまうと、子供はどうなるかというと…

・自分の意志で行動しなくなる、できなくなる
・自己実現を諦めてしまう、できなくなる
・自己満足を得られなくなる、自己否定が始まる

逆に成功とは遠ざかる行動体質になる可能性が出てくるのです。

子供には自ら積極的に今に没頭できる環境を

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子供が熱中したい多くの時間は、自分の意志によって、動き出した「今」です。
その「今」を親が否定し続けて、「将来」を見ろと言っても、ポジティブに将来を覗こうとする訳がありません。

親が口出しするなら、同等のそれ以上の「子供が自ら没頭する今」に対する応援や肯定を注ぎましょう。

そのうえで、社会人としての成功を導くような親の言い分は、子供にとって説教に留まらず、重要なアドバイスへと進化します。

進学校や塾の先生が最も弱い部分が、社会人としてのプロを育てる技術

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どんなに進学校でも、どんなにいい塾でも、あくまでプロなのは、学習力の向上です。しかも、受験分野に関する学習能力。ほとんどの場合が、実務ではなく、机上で扱う知識や思考になります。

先生がサービスをする対象は子供である

先生にとって、顧客は親ですが、サービスを行う対象は子供です。先生は多くの場合、子供と過ごし、子供ばかりを見る職業です。必然的に先生は自分が権威的になる機会が多くなります。

先生が自分の箱で閉鎖的に過ごす生き物である

先生は学校や塾という閉鎖なコミュニティでずっと仕事をし続けます。価値が多様化し、

様々な仕事のスタイルが絶えず変化する社会と関わる機会を持てません。社会人としてのプロを輩出することを見越す力がそもそもないという先生が多いのです。

社会人になったときに成功する。成長とともに、自分で視野を広げ、自分の意志で前に進む、社会の中で自分の幸せを実現する。どんなに凄い学校や塾の先生でも、決定的な弱点があります。だからこそ、親が子供が社会人になったときに、成功するためのリーダーであり、仲間となる必要があるのです。

社会人として成功する子供を育てるために大切なこと

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社会人として、成功する子供を育てるために大切なことは、子供が「自己意志を持ち、自己実現を繰り返し、自己満足を得続ける」チャンスを与えることです。

また、数字で見える現状が子供のすべてではありません。そして、一瞬、一瞬が成長のチャンスです。そのチャンスを子供が「楽しく、考えながら、突き詰める」ことができれば、学びも遊びも休みも何からも社会人としての成功の種を得ることができます。

家族の団らんを苦にせず、親子のコミュニケーションを嫌っていないのであれば、子供が成功体質になるように、親が自然誘導することができます。

豊かな人間性を身につけさせることも社会人の成功を促す

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さて、多くの著名人や経営者と出会って思ったことが、豊かな人間性による幸福感を得られていない人がいるということです。逆に、地位や名声のある知人よりも尊敬できるぐらいに、自分自身の幸せを手に入れている一般の方も多くいます。

本当の成功とは、「成果の形の向こう側にある個人的な感覚」がどうあるかです。
だから、このページでは、自己意志、自己実現、自己満足という順番になっているのです。

私たちがニュースで見せられる偉人の情報は、「自己実現」であって、それが、彼らの「自己満足」とは限りません。

ですから、最終的に社会人としての成功を自己満足へ収束させるには、豊かな人間性を身に付けさせなければならないのです。

子供の興味を肯定する

社会人として成功することができれば、時間やお金や人間関係に余裕ができ、幸福感を得やすいことは確かですが、せっかくの社会的成功も、子供の頃のトラウマを引きずることで、心のバランスを崩した大人になる場合もあります。

乳児期から幼児期などにスキンシップで愛を込め、小学生や中学生では子供の「分かって欲しい」を踏まえながら、自分の哲学を持って愛すること。愛を受けずに育った子供は、自分が親になったときに、子供に愛を与える可能性が低くなります。なぜなら、愛を与えないのが常識で育ったからです。

子供から大学生になるまでに「したい」ことをある程度、消費していない場合、大人になってから過剰なオタクになる傾向があります。おもちゃで遊びたいのにそれを強く禁止すると、大人になっておもちゃを異常なまでにコレクションしてしまいます。

子供が異性との関わりを苦手とする場合

子供から大学生までに異性とうまく付き合いたいのに付き合えなかった場合、大人になって気が多くなったり、代償行為としてアイドルに心を求めてしまうようになります。

恋愛や異性との関係について、親が助けることは難しいですが、いろんな大人と合わせたり、子供がいる友達どうしでパーティーをしたり、多くの人とコミュニケーションを楽しく取れる環境を用意することで、子供が学校で異性と上手くコミュニケーションが取れる環境を作ることができるようになります。

多くの人と関わることは、恋愛だけでなく、すべてにおいて功を成す

学校の先生、塾講師などの決定的な弱点は、多様な社会を子供にプレゼンテーションする能力であるということは前述しました。ただし、これを理解したうえで、特別授業、課外授業などを豊富に取り入れた学校もあります。

そう考えると、親ができることは、やはり多くの人とコミュニケーションを取れる環境を与えることです。子供には親の教育と悟られないように、楽しいイベントのような時間を作りましょう。子供の頃から多様な人と関われるのは財産なのです。

子供が伸ばしたい能力を助長する方法

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大事なのは、子供の自意識を助長してあげることです。

【助長】能力を伸ばすように助けること。また、傾向などが著しくなるように力を及ぼすこと。

親が子供に良かれと思ってやっていることでも、子供の自己意識と自己実現とはまったく逆のベクトルに向かっていれば、それは助長ではなく、邪魔でしかないのです。

例えば、学校の勉強はしないけど、動物や昆虫についてはかなり大好きだという子供がいたとしましょう。そんな子供にとって親ができる助長とは…

・スカパーに登録し、ディスカバリーチャンネルを視聴できるようにする
・動物図鑑、昆虫図鑑を買う(図書館で借りてきてあげる)

などのことができます。実際に、「「不登校」は天才の卵」の著者である阿部伸一さんは、

ボクはたとえば、社会情勢に興味のある子なら、小学生でも高校の資料集を与えてしまいます。
『不登校は天才の卵』宝島社

と述べています。1つのジャンルに大きな興味を示した子供に対して、知的好奇心を刺激し、一つを深掘りすることを促しているのです。

親が助長することで、一つの分野を深追いすることに子供がトライする

一つのジャンルを徹底的に掘り下げることは、一つの分野のプロになる過程とやってることはまったく同じです。
しかも、実践的で多様性があり、学校の勉強よりも勉強らしいと言えます。

そのまま大人になるまで動物や昆虫について飽きずに向き合い続ければ、学者や研究者になれるでしょう。なぜなら、小さい頃からすでにプロとして鍛錬し続けているからです。

大学から掘り下げる人たちと比べれば、専門的に負ける可能性が少なくなります。また、プロスポーツ選手のように大人気で競争率が激しいジャンルではないため、負けません。

つまり、子供の興味を助長することは、子供が自分の意志でプロを目指すことを若いころから予行練習できる機会を与えていることになっているのです。将来、何かの専門家になりたいときに、こうした習慣が身を実を結ぶことは言うまでもありません。

子供の頃に飽きるということは悪いことではない

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親が助長を促して、子供はある一定のラインで掘り下げて、飽きてしまうこともあるでしょう。しかし、それは子供がそのジャンルについて折り合いをきちんとつけたということです。

間違いを犯した事のない者は、何も新しい事に挑戦したことが無い
アルベルト・アインシュタイン

子供が自ら関心を得たことに対して、親が助長することで、子供は新しいことに挑戦することになり、様々な壁を越えていくことになります。

動物や昆虫に興味を持った10歳の子供が、親に貰った高校の資料集をワクワクして読もうとする。図解や写真は楽しくエキサイティングだけど、高校レベルの文章が理解できない。こうした壁によって、子供は成長していきます。

専門家とは最もシンプルに食いっぱぐれのなくリスクの低い職業

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子供が何かの専門家になり、その道と向き合う続ければ、社会人として成功し続けることでしょう。専門家は最も社会的リスクの低い職業の一つです。

なぜなら、一人でできるため人件費が掛かりません。ツールやシステムが整っている時代は、自分が見つけた能力と、世の中で取り扱えるツールやシステムを組み合わせて、社会で自分を輝かせることができれば、子供が路頭に迷うことはまずないと言えるでしょう。

お前がいつか出会う災いは、
お前がおろそかにしたある時間の報いだ。

かの有名な革命期のフランスの軍人・政治家であるナポレオンの言葉です。これを子育てに置き換えると…

子供がいつか出会う災いは、
親がおろそかにしたある時間の報いだ。

ということです。災いとは、子供の時に満たされなかった思いが昇華された悪癖です。

最終的には、人間関係の満足が、本当の成功を導きます。きちんと成功して手に入れた、時間やお金や人間関係を正しく扱えるような心のバランスを育んでいけるように心掛けてみて下さい。

一歩前進したときに得られる達成感を見守りましょう

甘えにならないように注意する。子供がちょっと興味を持った分野について、すぐに補助を施そうとすると、3日坊主を繰り返していく場合は、4日、5日、6日と少しずつ続けられるように見守りましょう。また、断続的にトライする子供もいます。

続かないからと言って、すぐに親が介入することは止めましょう。日々、子供の興味について会話をしていれば、その興味について掘り下げていくエピソードを耳にするはずです。

子供は自分自身で興味のある分野に対して、ピュアな気持ちで世界を広げているのです。不器用な方法で遠回りで非効率だったとしても、一歩前進したときに得られる達成感、この味わいこそが子供の成長の源になります。

子供の目いっぱいを伸ばし、自然に成功体質へ

子供になってから社会を見据える。あくまでも、見据えるのは親です。子供に「社会になったら役に立つときが来るから」なんて説得は絶対にダメです。子供が今-ここで快諾した上で、もしくは、子供が今-ここでやりたいことが、結果的に「社会になって役に立つ」という風にするのです。

子供は今を目いっぱい生きていけるようにしましょう。子供の目いっぱいを子供が助けてほしい形で助け、伸ばし、そのことに会話をする過程で、親が自然に成功体質を作ること。

子供がプロとしてすくすくと育ってくれれば、将来的に親は子供にラクをさせて貰えます。親自身もすごく豊かな老後になるでしょう。

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