家庭
子供に家事はさせるべきですか？
子供に家事を必ずしも強いらなくても良い
「子供が家事をするべきか？」の問いにして言えることは「べき」という捉え方よりも、「もっと自然体に子供に家事を取り組ませては？」という答えです。家庭には家庭の事情があります。家事を教育の一環として子供に厳しくやらせる必要あるかは、家庭の哲学にもよるでしょう。
親と子供が理解し合えていれば、子供に「ごめんー！ちょっと皿洗い手伝ってくれない？」というオーダーを出せば、子供は家事に取り組むでしょう。
子供に家事の役割を担うのは悪いことではない
子供に家事を明確に分担してもらうのは悪いことではありません。家は子供にとって安全基地であると共に、安全基地をより快適に過ごすために、責務を負ってもらうのは、子供もすんなり理解できることです。
普段から子供を甘やかし続けてしまい、子供の認知が「家は親が片付けるもの」「私は子供だから家の中では自由に過ごすべき」という認知になると、なかなか手伝ってくれなくなります。その場合は、「家庭」や「家」について、子供と再度話をしましょう。
つまり、子供が定期的に自然に家事をしているという状況は、家族が理解し合っている証とも言えます。
子供が家事をすれば、頭は良くなる
家事は、炊事、掃除、洗濯、収納、お使いなど通して、日常のあらゆるものを具体的に感じながら体験します。料理1つにしても、知らない部分を知る体験が1つでもあれば、それは立派な学習に値します。
しかも、家事は体験し、五感で学習します。炊事、掃除、洗濯、収納、お使いによる五感の体験は、教科書というテキストで学んでいく学校の勉強での想像力に意外にも大きく関与するのです。
子供が家事を楽しめば生活スキルは向上する
家事は生活力そのものです。子供が将来一人暮らしをする際に、小さい頃の家事の経験は必ず活かされます。もしも、大人になっても実家で過ごすことなり、小さい頃から家事をまったくしていないと、男性も女性も同棲生活でパートナーシップを築くこと自体にストレスを感じやすい体質になります。
子供の頃の小さな積み重ねが、大人の生活スキルに影響を与え、それは人格のように働きます。特に誰かと過ごすことは、家事と切り離せません。子供の頃から家事をストレスなく、むしろ、楽しみを見い出す癖すらつけてしまえば、それは自分だけでなく他人を幸せにする力を蓄えていくことになるです。
子供が自然に家事もしてしまうやり取りを
何度も言っていますが、子供が自然に家事してしまうようなやり取りを親は心掛けると良いです。お互いが家に住む一人の人間として尊重し合いながら、そして、家の居心地は親にも子供にもとても良いものとなる。
家が安心できる場所ならば、家をよりよく保とうと思えるはずです。
親が普段から子供に興味を持ち、子供を励まし、時には子供に頼り、子供に感謝を示し、家族全員が一丸となっていけば、子供は家事も勉強も目標もしっかりと向き合えるよに育っていきます。
