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家庭の勉強の仕方で子供は変わる!「家庭学習の極意」

宿題に指針を持たせる

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子供に合った宿題の向き合い方が分かります。

宿題とどのように向き合うか、宿題への指針がなぜ、大切なのか?

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学校生活と切り離せないのが宿題。
でも、子供の生活は学校生活がすべてではありません。

今の時代は学校以外にも多くの事を習うことができます。
向上心のある忙しい子供にとって、宿題は単なる負担にしかならないケースもあるでしょう。

高校の地方公立進学校では、過度な宿題を課し、宿題をやらない生徒は厳しく罰のような仕打ちを受ける指導をしているケースもあります。

よくよく考えると、日本のほとんどの学校で子供は自分の学習スタイルを自由に選べない状態にあります。

子供も親も、本当になりたい自分を掴むための宿題なのか、本当にやりたいことにより集中することを遮る宿題なのか、きちんと見極めて、限られた時間の大切にしていく必要があります。

そもそも宿題とは何なのか?

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宿題の本来の意味は、国語辞典には、以下のように記されています。

家庭でやってくるべきものとして教師が児童・生徒に課する、学習上の課題。
解決が後日に持ち越された課題。

宿題は「家庭学習」を促してくれます。学校で習った事を復習、学校で習うべきことを予習する機会でもあり、宿題と授業には繋がりがあるため、宿題をきちんとやれば、授業が有意義になります。授業時間のすべてを宿題の解答・解説に費やすこともあります。

教科担任の先生も適当に宿題を出すのではなく、きちんと、子供の学びが培われるように宿題を組んでくれます。

宿題をやることで得られるものとは?

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宿題をすることで得られるものは非常にあります。単純にこなすのではなく、「考えながら取り組む」ことで、学習における対策は授業と宿題で完結することも可能です。

実際に宿題を行うことで得られるものは、以下の5つを挙げることができます。

1、内申点
2、家庭の学習習慣
3、授業への理解力
4、授業への安心感
5、先生との良好な関係性

受験に大きく関係するものから、学校の時間を精神的に快適にするものまで、宿題1つが与える影響は大きいと言えます。

1、内申点

内申点は、「関心・意欲・態度」「技能」「知識・理解」「思考・判断・表現」で分けられた観点別に評価がされます。

宿題をきちんと行えば、「関心・意欲・態度」の観点が高くなります。

2、宿題

宿題を家庭学習のメインに置いて、習慣化させることで、子供は勉強に自発的に取り組めるようになります。

先生に言われたことを単に課題としてやるのではなく、宿題を家庭学習の素材として扱うぐらいの気持ちで、宿題に対して自分なりのアイデアを注ぐことで、より本質的に頭が良くなっていきます。

3、授業への理解力

宿題と授業は絶えず関係を持って進んでいくため、宿題をしっかり行うことで、授業への理解力はぐんと増します。

4、授業への安心感

目を付けられて、常に怒られるといった心配もなくなります。休み時間に授業へのプレッシャーを感じることもなく、安心して授業に望むことができます。

5、先生との良好な関係性

先生は人間ですから、宿題をやらない生徒に対して、嫌悪感を示すのは当然です。宿題をきちんと取り組めば、その姿勢から先生は子供の存在を認めてくれます。

指針とは宿題のポジションとテーマを決めること

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指針とは、自分が向かうべき大まかな方向性のことです。宿題を自分の生活の中でどのように取り扱うかをその都度決めていくことで、

・<子供>対<親>
・<子供>対<先生>
・<親>対<先生>

の宿題に対する価値共有を行うことができ、三者が良い関係を築き続けることができます。

宿題のポジション

宿題のポジションとは、言ってみれば、宿題の優先度です。先生が宿題を絶対的なポジションに置いているのにも関わらず、子供は宿題よりも別の事を優先させ、宿題を提出しなければ、軋轢が生じます。

しかしながら、先生に宿題よりもポジションの高い分野があり、そこになるべく時間を掛けたいから、宿題に関してはできないことも多いということを事前に伝えれば、先生は理解を示してくれる場合もあります。

宿題のテーマ

自分が宿題をやる際のテーマです。宿題からきちんと知識を身に付けようとするのか、それとも、単純に提出を守る人間性を身に付けようとするのか、何をテーマとするかで、宿題に対しての取り組み方も変わってきます。

テーマに沿って宿題をやることができない場合は、宿題をパスしても良いでしょう。親が子供の宿題のテーマを理解することができれば、宿題に対して適切にしつけることができるようになります。

宿題の向き合い方を先生に相談・交渉しよう

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子供が宿題の指針をきちんと作り上げれば、子供と宿題のベストスタイルが浮き彫りになりますが、学校がそれを許してくれるとは限りません。

宿題に対する取り組みが他の生徒と比べて明らかなイレギュラーになりそうな場合は、家族だけで割り切らずに、先生に相談して、宿題の取り組み方を交渉するようにしましょう。

宿題が終わらないのであれば、終わらないことを子供が先生に話して下さい。宿題をやりたくないのであれば、やりたくないことを子供が先生に話して下さい。子供が宿題の時間を別の事にどうしても投資したいことを交渉して下さい。

宿題代行はなるべく使わないようにしよう

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宿題代行サービスを利用して、宿題を提出する家庭があるようですが、それはある意味、純粋な子供の世界を汚す行為の一つと言えます。親は子供のピュアな心に訴える大きな存在でなければなりません。

宿題代行サービスを使って宿題を提出することで、内申点は保たれるかもしれませんが、子供にとって親への存在感や世界観を失わせ、子供の成長に大きなダメージを与えてしまいます。

宿題は人によって様々な考え方があるべき

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子供の頃から夢が固まって、その夢に一直線になれることは非常に素晴らしいことです。宿題をする間も惜しむくらい熱中したいから、宿題は今はやらないと腹をくくる。きっと、その熱中している分野をさらにストイックに取り組むことで、勉強が必要になった際に、一気に深入りして、成績を上げることでしょう。

宿題ができない人間は社会で通用しないということもありません。プロセスとして、与えられた課題に取り組み、期日内に完遂させることは、将来の社会活動を考えても非常に大切です。

宿題はメリットとデメリットがあります。全員が上手に文武両道できるわけじゃありません。社会でも、マルチタスクで器用に活躍する人間もいれば、シングルタスクに集中することで大きな結果を呼び込む人間もいます。

子供が自分で宿題に対して、どう向き合うかを決定することで、覚悟が決まり、本当にやりたいことにおける行動力がどんどん増していきます。

ぜひ、宿題における自分の指針を持ってバランスよく取り組んでみて下さい。

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