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家庭の勉強の仕方で子供は変わる!「家庭学習の極意」

子供が自分で自分を伸ばせるための「自然関心」と「自然視野拡大」について

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子供が自分で成長する原動力になる「関心」と「視野」の持ち方について理解できるようになります。

対象に少しでも関わろうとする「自然関心」が子供の可能性を格段に広げる

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何事にも関心を持てる子供は伸びる。
だから、何事にも関心を持とう。

当たり前と言えば、当たり前なのですが、そんなに簡単に関心が持てないからこそ、人は独りよがりになってしまうわけです。
自分のことで精一杯な子供であれば、なおさら、関心を持つ余力と余白は小さくなります。

しかしながら、価値観が流動的で、固定観念に囚われない子供の吸収力は大人とは比べ物にならないくらい大きいのです。

子供が自然に関心を持つことができれば、子供ならではの吸収力で、自らどんどん世界を切り開いていける。
だから、子供が関心を持てるように、親が常に関心へのアシストを行う。

親が関心へのアシストを続けるうちに、子供は興味ゼロから関心への着火することが習慣化する。
結果、どんな物事にも「とりあえず、耳を傾けてから判断しよう」という行動体質になる。

耳を傾ければ傾けるほど、新しい情報を獲得する。
耳を傾けて判断すればするほど、情報の取捨選択が上手くなる。
取捨選択すればするほど、行動はどんどん磨かれる。

結果、自然に興味を発動させる行動体質は、成功体質になる。
子供は自分の心と体で、相手に惑わされることなく、自分の人生を輝かせることができる。

一般的な学校教育の勉強だけなく、人生勉強という観点でも、自然関心は子供の可能性を格段に広げるわけです。

興味を抱いても成長しない子供。分かれ目は「視野」の広さ

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ノウハウコレクターという言葉をご存知でしょうか?
ノウハウコレクターとは情報だけをかき集めてまったく成長しない人のことです。

そうなんです。人は同じ情報を与えられても、その情報の起点とした成長には個人差があります。
そして、1つ1つの情報に対する吸収力が積み重なって、最終的な能力の差がはっきりと出るわけです。
1年後、3年後、10年後、人生はどんどん個人差が生まれますよね。

・与えられる情報の内容が異なる
・与えられる情報に対する吸収力が異なる

この2つが人の人生を大きく変えるわけです。親御さんが「いい塾」や「いい学校」を選ぶのは、「与えられる情報の内容」の質や出し方が良い場所で子供に教育を受けさせたいからですよね。

親としてはまさに素晴らしい行動です。でも、結果的には「与えられる情報に対する吸収力」が物を言います。

視野こそ分野の理解と新発見を作る源

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視野とは、私たちが物を見ることのできるリソース(資源)です。
分野とは、私たちが携わるレンジ(範囲)です。

私たちは絶えず何かしらの分野に放り出されています。その分野に放り出された時に、その分野に沿ったセンスをいち早く獲得するための手助けとなるのが視野です。

視野が広ければ広いほど、多くの手掛かりを用意できます。
その手掛かりを手あたり次第に試せば、答えは見つかります。
自分の視野で何度も答えていくうちに、その分野にフィットした人間になっていきます。

その分野に対して、「あの人はセンスがある」「この子はセンスがいい」という言い方がありますが、それは反射的な思考や行動がそのジャンルにフィットしているということです。

狙って「センスがある」状態を作るのは、視野の広さから情報を吸収し、手掛かりを見つけ、手あたり次第に試す行動の体質です。

つまり、広い視野を持つことができれば、どんな分野でも、「センスがある」子供になるということです。

親が子供の「自然関心」と「自然視野拡大」を促す5つの方法

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では、親が子供の「自然関心」と「自然視野拡大」を促すためにできる対策にはどんなものがあるでしょうか?

子供が自然に物事に関心を寄せていき、広い視野で吸収して、自分の糧にしていく。全部、子供自身の自発性に委ねられる気がしますが、その自発性を親が育てる対策をすれば、子供の「自然関心」と「自然視野拡大」をどんどん促すことができます。

親ができる子供の「自然関心」と「自然視野拡大」を促す方法は以下の5つを挙げることができます。

・楽しくないことが楽しくなるという経験を踏ませる
・好きなことには親からどんどん質問を難しくする
・読書に加えて小論を促す
・子供が興味を持ったことは多くのアプローチを用意してあげる
・子供の哲学や価値観を認めてあげる

このすべてを必ずしも実践しなければならないということではありません。親御さんが上記の5つの視点を取り入れて「意識付け」をするだけで、子供との接し方の節々に変化が起きて、それが子供に好影響を与えます。ですから、そこまでガツガツした態度で臨まなくても良いのです。

では、親が子供の「自然関心」と「自然視野拡大」を促す5つの方法を1つずつ解説していきたいと思います。

1、楽しくないことが楽しくなるという経験を踏ませる

楽しくないことも考え方や取り組み方に工夫を加えることで、いつか楽しくなる。この考え方を子供が持てるようになれば、非常に粘り強く、失敗しない子供に育ちます。子供が退屈だと思った時に「さっとその物事から身を引く」という選択も間違ってはいないのですが、「親が応援団として子供が楽しくなるように努力を尽くす」ということもやってみましょう。

やる気ゼロからやる気スイッチを入れられる子供は、本当に最強になります。初めに興味のない事柄に対するやる気スイッチは、オンとオフがはっきりするものではなく、「自然関心」によって心のアクセルが加速するようなものです。親の愛のある粘り強さが子供自身の粘り強さに繋がるのです。

2、好きなことには親からどんどん質問を難しくする

子供が大好きだと感じたことには、親がどんどん質問をしていきましょう。子供は自分の好きなことなので、親とのコミュニケーションが普段から上手くいっていれば、すんなりと答えてくれます。そして、親も子供が興味の持っているジャンルを勉強し、難しい質問を被せて下さい。

自分も興味があり、親も興味がある。そんな分野において、子供は、プライド・知的好奇心・親への自己肯定感が原動力となり、自分からどんどん調べていき、物事に対して関心を寄せていく力を確実に身に付けていきます。

3、読書に加えて小論を促す

読書は子供にとって非常に有益であることは、様々な書籍でも言及されています。

しかし、単なる読書では、成長できない子供も存在します。学校の国語を解くように読書をするタイプの子供は、読書の恩恵を十分に受けられるとは言えないのです。

なぜなら、国語の問題に対する正解は、1つの物語や説明に対して、視野を1つに絞る行為だからです。

学生の頃に国語があんなにも得意だったのに、仕事でプレゼン資料や企画書がぜんぜん書けない。
これは、視野に1つに絞る行為と、視野を広げ自らが物事を進める行為がまったく異なるからです。

だからこど、読んだ本に対して、子供が正直に意見をアウトプットする。これが、非常に大事なのです。大々的に意見を述べさせると疲れるので、「小論分」にするぐらいが丁度良いでしょう。実際に子供が文章に起こさなくても、親が上手に質問して、子供に論述させるだけでも構いません。

4、子供が興味を持ったことは多くのアプローチを用意してあげる

子供が興味を持って、なおかつ、子供がその興味をどんどん深めていきたいのであれば、親は子供が考え付かないアプローチを用意ししてあげましょう。

教科書や図鑑で熱中していた子供に対して、観光地、科学技術館などの施設に連れていき、感覚的に学ばせるのも良いでしょう。

親が遊び心ある手法を子供にプレゼントすることで、「そんなやり方もあるんだ!」とピンと来るような経験ができれば、次からは自然に視野を広げて行動できるようになります。

子供は固定の概念に囚われずに、とりえあず関心を持ち、実践するという行動体質へ育っていきます。

5、子供の哲学や価値観を認めてあげる

自分の哲学や価値観を否定すると、思考が停止します。なぜなら、相手にも信用されずに、自分でも自信を持てない考えは、広げることが怖くなるからです。

一番子供の身近にいる親が、子供の哲学や価値観を認めてあげましょう。そのうえで、親が納得できない哲学や価値観に対しては、子供を褒めながら、諭すようにしましょう。

子供が自分の哲学や価値観に対して自由な発想を抱けるようになれば、物事と大事すること自体が楽しくなります。物事と対峙することが楽しいということは、自然に関心を抱きやすいということです。自由な発想で常にいられるため、視野を広がっていきます。

子供が自然に持つ力を子供らしく真っすぐに向かせるのが親の役割

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子供を育てる中で、子供を大人の目線で捉え、子供を大人のように接する親御さんがいますが、これは早熟を促すだけで、成長を促すとは言えません。

子供は子供です。そして、子供が自然に持つ力は、大人を凌駕する部分がとてもたくさんあります。
子供のシンプルでピュアでストレートな力を、大人が曲げることなく、ひたすらに真っすぐ伸ばしていく。

そうなれば、子供の成長は突き抜けます。
関心と視野は子供が突き抜ける原動力になりますから、親として程よい距離感と程よい対策で、子供を応援するようにしていきましょう。

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